2008年4月9日に、フリーライターの葛西りなさんからのインタビューにガンダーリ松本が答えたものです。
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誰でもできる簡単なヨーガ
治癒力を引き出すプログラム
体が変われば、心も変わる!
心にストレスを感じたときは 体にも負担がかかってしまう
体の痛みを認識することが 治癒力を引き出す第1歩に
ゆっくり息を吐き切ること 鼻呼吸が大切とされる理由
体の偏りをなくすことの重要さ
「和みのヨーガ」を快適に行うために
家族や恋人とのスキンシップ効果 人間関係の向上にも役立ちます
誰でもできる簡単なヨーガ
ヨーガそのものはインドから来ています。インド人の手足は、すごく長いんです。
だから、ポーズを取ると体が安定して、呼吸が楽になるんです。そうじゃないと、安定しないの。でも、日本人は手足が短いし、丹田がちゃんと決まっている。
重心が下にあるんです。足を組めないから、正座をすれば安定します。だから、わざわざ痛い思いをしてポーズを取るよりも、丹田にしっかりと気を落ち着ける正座法でやったり、座席の下に座布団や椅子などを入れて楽な姿勢で背筋を伸ばしてやった方が、楽で呼吸がスムーズになります。その方が体を痛めない。
苦しいのにわざわざポーズをとる必要はありません。逆に無理に足を組むと靭帯を痛めてしまうんですね。循環がよくなく筋肉も緩んでいないのにポーズだけをやると、かえって筋肉は緊張して、呼吸を止めてしまったりして身体を痛めます。もし、ヨガのポーズをやるんだったら、血液、リンパの流れをよくして、経絡の流れ気の流れを良くして、気持ちのいいポーズをやると、呼吸がとてもスムーズで楽になり、身体に良い効果があります。決して、無理にやらないことが大切です。
和みのヨーガは、どのような点が日本人向けなのかというと、ツボを指圧するということ。
経絡の流れにそってなでるということ。経絡の流れにそって循環をよくしていくんです。
気の流れを整えて、リンパの流れをよくして、血液のドロドロをサラサラにする。
無理は、まったくありません。和みのヨーガって、みんなで同じことをするのではなく、自分で手当てするので、自分に合った必要な力で、必要なことを判断しながら行っていくでしょう?だから、みんなで同じ無理なポーズをするのではなくて、自分で様子を見ながらやっていけるんです。誰にでも簡単にできるっていう点では、子どもたちにもできますね。
4歳から5歳くらいからでもできますからね。お年寄りにもできます。目が見えない人にもできるし、耳が聞こえない人にもできる。足が悪くて正座できない人とか、足が悪くて座っていられない人は、椅子に座ってもできますからね。本当に誰でもできますね。
治癒力を引き出すプログラム
人間には本来、治す力があります。ホメオスタシー(自然治癒力)というのは、いつも一定に保とうとする力なんですよ。つまり、一番いい状態に戻そうとする力、よい状態であろうとする力のことです。風邪を引いて、水が多くなったら鼻水を出すとか、菌が入ったら咳で吹き飛ばすとかね。常に良い状態に保とうとする力が、自然治癒力なんです。菌が入ったから熱を出して退治しようとしている、それを薬で熱を下げてしまう。とたんに免疫力は下がって菌と戦う力はなくなってしまいます。
薬は、症状をとめようとするものですから、治癒力の結果起こってくる反応を治癒力を働かなくすることによって、出さないようにしているだけなんです。
「治癒力使ってくださいよ~!」って感じですね。だから、この和みのヨーガのプログラムは、本来体が持っている治癒力を、シンプルでお金をかけずに引き出すっていう方法なんです。「手当て」は、昔から使っている言葉です。何も薬がない時代に、お母さんが子どもの痛いところに手を当てる。
それが「手当て」なんです。まさに、手を当てるのが「手当て」です。だから、自分の硬いところや痛いところに手を当てて「ああ、ここが痛いんだ」って気づける。すると、脳とつながって身体が察知して、すぐに回復しようとするプログラムが働く。筋肉が緩まない限り、脳は修復しません。
脳がリラックスして、交感神経優位から、副交感神経優位に切り替わるのでなければ、身体の修復は行われないのです。よいホルモンの循環をおこすこと、リンパの流れをよくすることが健康になるためにはとっても大切なことです。
現代人の病気のすべては、最初はストレスです。人への恨みや怒りとかそういったものが、心を閉ざしてしまって、循環を悪くする。循環が悪くなるっていうのは、リンパの流れが悪くなるってことでしょう?
血液の流れもドロドロになるってことですよね。血液の流れが悪くなれば、身体に栄養が回らなくなり、脳に栄養や酸素まで届かなくなってしまいます。頭痛や、ボーっとしたり、めまいがしたり、高血圧や様々な成人病の元を作り出してしまいます。
リンパの中には、免疫細胞っていうのがあるわけです。だから、ガン細胞はしょっちゅうできてるけど、それらが阻止して食べちゃったり攻撃したりとかして、消してくれるんです。そして、外に出してくれるわけです。でも、リンパの流れが悪くなれば、消すことも出すこともできない。水は、そのまんま置いておけば、腐るでしょう?足が夜にむくんでしまうってことは、リンパの流れが悪いってことなんですよ。
疲れたり、むくんだり。そして、足首が回らなかったり。ということは、その辺りが固まっちゃってるってことでしょう。循環してないってことですよね。あと、おならやうんちが臭いっていうこと、便秘をするっていうことは、出すものをずっと残してるってことでしょう?体の中に毒が溜まって腐っているということなんです。
だから、わたしたちは、食べすぎて、取りこみ過ぎて流せなくて、デトックスできなくてその結果病気になっているのです。腐った身体に、キレイな心が宿るわけがないんです。これは書かないでくださいね(笑)
だから、いま何をやっているかと言ったら、デトックス効果をよくしようとしているんです。滞りをね、なくそうとしている。滞りの大きな原因に、筋肉の緊張というものがあるんですよ。その筋肉の緊張、硬結っていうんですけどね。固まった硬結部分があるのを、取り除こうとしているわけですよ。よくあるマッサージっていうのは、体を強い力でぐいぐいとやるから、筋肉が痛んだり返って縮まったり、また力の反動で返って硬くなったりするのです、筋肉がますます鈍くなって、どんどん強い刺激でなくては感じなくなってしまう、鈍感な身体を作っているようなものです。でもそれを、和みのヨーガでは自分でやるわけですから、無理な力をかけることもなく、筋肉を傷めることもなく、適切に身体と脳をつないでゆくわけです、治癒力の高い敏感な身体を作り出しているわけです。どう考えてもシンプルで理論的でしょう?こんないい方法ないじゃないですか。それなのにみんな、外の人に体を任せてボロボロにされてるんです。
和みのヨーガには、おばあちゃんの知恵が入っています。鼻呼吸しなさいって。昔は、子供が口開けたままポカンとしてたら、おばあちゃんが「口閉めなさい」って言ってくれてたんですよ。菌が入ってきたり、冷たく乾燥した空気が肺に入ってデリケートな肺をいためるからなんです。
子どもがきかんぼうに(つむじまがりに)なったら、お腹を「のの字」「のの字」になでるとか。
昔の人はチャクラが見えたのだと思います。チャクラっていうのはつむじの形をしているんです。
それが心や身体のバランスがくず゛れると曲がるんです。それが、曲がっちゃたときに、もとに戻してるわけですよ。おばあちゃんは、何気なく。そういうことをすることによって、流れが良くなる。
チャクラが閉まってたのが開いたり、毒を出したりするわけです。おばあちゃんの知恵っていうのは「なでる」「さする」「手をこすり合わせる」。あとは「太陽の光をおがむ」「太陽の光を目に入れる」など至るところにあります。おばあちゃんは「それだけやってれば元気よ」って教えてくれていたんです。
昔の人は「合谷」を押して目の疲れを取ったり、腕の「三里」を押して、胃の疲れをとったり、それから足の「三里」を押して足の疲れを取っていたのです。「疲れたら三里たたきなさい」と何気なく教えてくれていました。
昔は足の裏踏みはね、家族中でやってたんですよ。お父さんの足を踏むのは、子どもの仕事だったんです。
足の裏には、体全身のツボがありますから、踏むほうも踏まれるほうも元気になります。
体が変われば、心も変わる!
わたしたちは「意識できないトラウマが筋幕の下に宿る」と言われています。だから、筋肉の緊張っていうのは、心のストレスが生んでいるものなんですね。一番のポイントでもあるんですが、和みのヨーガは心理学から来ているんです。「意識化」することさえできれば、「認識」しさえすれば、ストレスは取れる。
例えば、口の横を押してみて痛かったら、「言いたくてもいえないストレスがあるんだ」「そうだ、あの人にこんなこといいたかったんだ」・・・と気がつけばとれます。何もその人に向かって文句を言う必要はないのです。
意識ができないものが身体に残り、かたくなっていろんな病の症状を生み出す元になります。肩が曲がっていること、右と左が違うことに気づかなければ、ずっとそのままでしょう?自分の体の傾きを認識することができれば、それを戻すことができるんです。
焦点を向けることが大事なんです。自分でも気づかないものが、体の中にずっと残って、硬くなってしまうんです。「気配りしすぎ!」とか「言いたくても言えないストレスがある」って気がつけば「誰に言ってないかな」って意識に上らせることができるでしょう。そうすれば、消えるの。その人に向かって言う必要はないんです。言ったら、また自分に返ってくるから。あの人がいるから、いらいらして健康になれないではなく、どんな人がいても自分で身体と心のバランスをとることができれば大丈夫です。
対人関係にしても。意識に上らせてないから、ためてためてためて最後に「何やってんの!」って堪忍袋の緒が切れてしまうんです。それで怒鳴ってしまって「ああ、おじゃんになってしまった…」
ってなるんですね。だから「ああ、あの時、ああ言いたかったんだ」「ああ言えば良かったんだ」って気づくことが大事なの。だいたい、病気とかストレスっていうのは、見ないようにしよう見ないようにしようと思うから体についてるわけですよね。本当は、意識の下に消してしまった記憶みたいなものが、出てくるわけですよね。だから「こんな症状があるよ」「こんなことに意識を向けようね」「気づきましょうね」ってお知らせしてくれていて気づきのチャンスなの。だから、それに気づいて意識を向ける。そして向き合う。すると、バランスが取れて手放すことができるんですよね。カウンセリングで話して、手放す人もいますけど、体を整えるのが一番、早い。気がつくのが一番、早いです。
身体が緩み、バランスが整ってくると免疫力が上がり、自己肯定感がね、ものすごく高くなるんです。
頑張ってる人は、頑張ってることすら、気づいてないんです。気づいてないから「まだ足りない」「まだ足りない」って、頑張ってるわけでしょう?だから、体を見て「ああ、頑張ってるんだ」って気づいたら「よくやってるね」「ご苦労さまね」って優しい声をかけられるでしょう?「頑張らなくっていいんだよ」とか「気配りしなくていいんだよ」とか「もう、ゆったりしていいんだよ」とか。
だからね。自分でほぐしてても頑張ってるのがわかるし、ペアワークをやっててもね、一生懸命頑張ってるのがわかるの。そういうときに、ふっと気づかせてあげる。「頑張らなくてもいいんですよ」
「もっと手を抜いてもいいんですよ」「もっと楽してもいいんですよ」「あなたが楽をすることが、まわりを楽にするんですよ」って。自分が頑張りすぎてると、まわり中ピリピリピリピリして「この怠け者!なんて気が利かないんだ!」とか言って怒ってるじゃないですか。自分が頑張らなくなれば、まわりが働き出すんです。また、自分が嫌いな人はストレスがいっぱいついています。ストレスって自己否定でしょう?
自己否定が、体から自然になくなるんです。和みのヨーガのワークの中にはトラウマ消去もありますからね。
あれはね、シンプルだけどものすごく大きい効果があるんです。トラウマ消去を行うことでね、いままで自分が記憶してた嫌な感情が消えていっちゃうんです。出来事としての記憶は残っているけど、感情的に左右されなくなってしまいます。そうすると、とっても楽になります、そして自分が好きになるんです。
自分が好きになると、自己肯定感が出できます。自分に自信のある人は、人の言葉に左右されてストレスをためることはありませんよね。
疲れがなくなれば、自然と笑顔も出てきて、いらいらしなくなるので対人関係もスムーズに行きます。
笑顔って大きいの。口角が上がると、ほほの下の筋肉が刺激されて、胸腺が開き免疫力の高い治癒ホルモンがでて来るのです。身体というのは、そういう構造になっているのです。だから笑顔って、すごく大事なんです。
頑張ってる人に限ってね、それに気づかないでムチを打つの。頑張る人に限って、自分は頑張ってないって思うの。それを許せない人に限って、自分はダメだと思うの。和ヨーガをやって「頑張りすぎてるな」って気づくといいんですよ。そしたらね、呼吸がゆったりとなるんですよ。呼吸がゆったりとなれば、意識が変わる。意識が変われば、見てる世界が変わってくる。呼吸がゆったりしてるのに、がんばることはできません。
呼吸がゆったりしてるのに、怒鳴り散らすことはできません。呼吸がゆったりしていれば、怒鳴ったり、がんばりすぎたりすることは、できないんです。そして、苦手な人も黄にならなくなっていきます。ちょっと呼吸をゆったりしてみてください。
心にストレスを感じたときは 体にも負担がかかってしまう
心にストレスを感じた時は、筋肉が緊張して硬くなります。硬くなったままにしているといつの間にか、足の長さの違い「脚差」になっていきます。そしてそれが、身体に歪みをもたらします。
体の痛みを認識することが 治癒力を引き出す第1歩に
まず体の痛みを「認識」することができれば、それが取れていきますよっていうことです。「認識」できないものが、体に緊張として、ずっと残っています。「すべてのトラウマは筋幕の下に宿る」と言われています。
その筋幕を自由にすることによって、トラウマから解放されます。問題は、痛みを認識していないことですね。
日々の暮らしの中で、忘れちゃってたりとか。筋肉が硬くなって、脳と身体がつながらなくなってるので「認識」できないんですよ。「認識」さえすることができれば、脳は修復作業を始めます。「認識」することができないから治せないんです。次第に適応しちゃって「認識」できなくなってるんですよね。
ゆっくり息を吐き切ること 鼻呼吸が大切とされる理由
ゆっくりと吐いてしっかりはききって、息をちょっと止めるそしてふっとゆるめると、自然に空気がすーっと入ってくるんですよ。吐く息が大切なんですね。鼻っていうのは、息を吸うためにできているような機関です。
すべて吐ききってしまうと自然に入ってきます。呼吸っていうと、吸って吐いて吸って吐いてって想像するだろうけれど、間違い。吐いたから入るんです。出さないと入らないんです。わたしたちの肺っていうのは、とってもデリケートです。冷たくて、乾燥して、バイキンのある空気が入ってくると、とても痛みます。鼻は、バイキンを取り除いて、湿り気を与えて、そしてあたためるという機関なんです。そして、安全な空気にしたものを、肺に運ぶんです。口から直接入れると、バイキンや、冷たい空気が、乾いてそのまま入ります。だから、ものすごく生命エネルギーを使うんですね。すごい治癒力の浪費です。いまの子どもたちのアトピー、それから白血病、難病奇病、膠原病、それらは全部、鼻呼吸ができないことに由来していると言っても過言ではありませんね。あとは、冷たい水のがぶ飲みですね。その2つをやめれば、ずいぶん変わります。
体の偏りをなくすことの重要さ
まず、体のバランスが崩れると心のバランス崩れるということが言えますね。そしてこの偏りが、ずっと積もり積もって、流れを悪くするんです。偏っているということは、どこかが緊張して、どこかを不必要に引っ張っていることですよね。ということは他のところと違ってくる循環が悪くなってくるわけです、するとそこに滞りができるじゃないですか。その滞りが、血液やリンパの流れを悪くして、気の流れを悪くします。
偏りが続くといつの間にか筋肉の凍結ができてしまいます。それが妨げとなって、血液リンパの流れが悪くなり、一番大切な、免疫細胞を口に運ぶこともできないし、空気や栄養を脳に運ぶこともできなくなり、それがすべての病の原因になります。だから、その逆サイクルを回せば、健康になるのは、理論的にとても当たり前なんです。
失礼ですけどね、本当に当たり前なんですよ。ストレスマネジメントの本の中にも、ほとんどの病気の原因を考えると最初はストレスで同じような症状が見られると。首、肩コリがあって、身体がだるくなって自律神経が不調になって・・・、そこから始まるんだって書いてあります。最近は、医学博士が私と同じことを言ってくださる方々がどんどん増えてきました。とてもうれしいことです。
「和みのヨーガ」を快適に行うために
和みのヨーガは、どこでも簡単にできます。
快適に行うために時間も場所も、選ばないんです。
* 時間
1日5分、10分、15分でもOKです。自分の好きな時間、空いた時間にできます。ペアワークだったら、夜寝る前に10分揺らしを入れるだけでも構いません。
3分間脳をリラックスさせる手当てをするだけでも、「脳の偏り疲労」を解消して、治癒力の高い睡眠を迎えることができます。
朝起きたとき、夜寝る前、昼間のゆったりした時間、いつでも大丈夫です。
* 服装
パンツスタイルにこだわりません。スカートをはいていてもできます。
* 場所
寝っころがらなくても大丈夫です。椅子に座っているとき、電車の中、公園のベンチでもOKです。会社のデスクでも、頭が疲れたとき、パソコンの前でできます。もちろん、お布団の中でも問題ありません。
* 心の準備
とくにありません。あえて言うとすれば、自宅でゆっくり行いたいときは、電話の音を消しておくこと。
* BGM
自分の好きな音楽でOKです。自分がその時、リラックスできるような音楽をかけてください。笛の音など、自然のリラックスできる音楽がいいのではないでしょうか。
ビートの利いたものは、リラックスより活性化してしまうので、向きません、また言葉の入っているものは左脳を働かせてしまうので向きません。
* 用意するもの
とくにありません。
* 体の準備
和みのヨーガのプログラムで体を動かすので、準備は必要ありません。全身カチカチでもコチコチでも大丈夫です。運動前にやると、リラックスして、良い循環が得られます。運動したあとに行うと、筋肉の緊張の解除になるので、疲労感がなくなります。
家族や恋人とのスキンシップ効果 人間関係の向上にも役立ちます
ペアワークは、とても大切です。夜、寝るまえに体をゆらすと、体がリラックスします。なかなか寝つかれないときは、3分間、頭の下に両手を当てているだけでいいので、頭をゆるめましょう。成人病の予防にもなりますし、不眠症の解除にもなります。また、うつの薬を取る手助けにもなります。あとは、本当に体全身の血のめぐりがよくなります。
交感神経を副交感神経に切り替えることにもつながります。
相手に3分してあげれば、すごく心地良い眠りに連れていってあげられるんです。治癒力の高い睡眠が訪れます。
してもらうのとしてもらわないのでは、違います。わたしは、毎日してほしい(笑)起きるたびに爽快感があります。一番、お薦めしたいのは、体のゆらしですね。うつぶせになってゆらすだけで、肩コリとか色んな症状が治る。そして、リンパの流れが良くなって体の歪みが治る。
さっきの頭のゆるめるプログラムは、癲癇も治るんです。それから自閉症。なぜかというと、血流の流れが悪いんですよ。
頭を覆っている硬膜っていう膜がぐっと頭を抑えつけてるの。だから、苦しくて苦しくて、解放しようとして叫ぶし、自分を傷つけてないと苦しいからって口で指を噛むんです。それだけ、頭をギューッと締めつけられてるわけですよ。
だから、それをゆるめることが大事。和ヨーガのプログラムは、ものすごい難病、奇病などにも効くんですよね。
高血圧は、あっという間に治ります。
もともとね。初めから、病なんてないんです。病があると思い込んでるが故に、医者を頼って治そうとして薬を飲んで、病を治す力・自己免疫力を下げてるんだから。どんどん病になるシステムになっているんです。そのシステムがある限り、病はなくなりません。治癒力のための症状があるだけで、それをちゃんと見守って経過させれば、良い体に戻るんだから。
医者が必要なのは、外科手術とか緊急事態だけなんです。
風邪という自然治癒力のプログラムがせっかく働いているのに、薬でとめてしまって身体のゆがみを治すきっかけをなくすなんて・・・もったいないですね。
だからね、このペアワークは、とっても大事なの。いまね、自分で自分のことをやるのは嫌いな人が多いんです。
でも、ペアワークしてもらったら気持ちがいい。してもらった人は気持ちがよくて、してあげた人が健康になるんです。
施術家は、誰かを治療するとね、疲れるんです。でも、このペアワークは、やった人が力が出る。だからね、やってあげた人も得、やってもらった人も得なんです。これを、広めたい。自分のことを「やってやって」って言う人ばっかりでしょう?
「どうしてやってくれないの?」っていう不満で、病気になっているわけでしょう?違うんだって。自分のことじゃなくて、人のためにさせてもらう。それが喜びなの。そしたら自分の身体の循環がよくなってバランスが取れて健康になって美しくなって、相手には喜ばれて、心まで幸せになる !
このペアワークをね、家庭に一人できる人がいたら、家族中がしあわせになる。又、周りの友達なんかも、幸せになる。
腰なんかね、どこに行っても治らない人が、マッサージなんかしたらますます悪くなるけど、ただただ孫がおばあちゃんの腰をゆらしてあげるだけで、治るからね。お母さんの病気なんかも、すぐ治せるしね。ヒステリーも治りますよ。
子どもさんは、優しくなって会話が増えて素直になるし。子どもの病気は、お父さんとお母さんの不和から来てるから、お父さんとお母さんが仲良くなれば、子どもなんかさっさと元気になります。子供さんは、大体、親を仲良くさせようとして病気になるからね。病気になるのは、注目と関心が自分に来てないから。子どもは親の注意がなければ死んじゃうんです。
だから、引き寄せるために何でもやる。かわいそうでしょう。そのために、自分の体を痛めるの。あとは、親の過剰な期待をそらそうとして痛めることもあるけど(笑)
良いスキンシップがあれば、気を使って下手な言葉がけをして、失敗するよりはるかに安全でとても大きな効果をもたらします。
今日、参加した方が言ってらしたんです。「緊張したり不安になったりしたら、自然とプレゼンの前に胸をたたいてたわ」って。
みんな、そういう知恵があるんですよ。子どもたちは、先生が来て緊張するでしょう?先生がいなくなってホッとしたら「アッカンベー」って舌を出すの。そうすると、緊張がゆるむんですよ。いまでこそしなくなったけど、自然に目のまわりとか、痛いところを押したりするでしょう?昔はね、胃が痛くなったら「手当て」してたの。本当はそこに手を当てて、ゆったりとした呼吸をするだけで治癒できたのね。でも、忘れちゃったの。それができない体になったから、病気が増えたの。
すっごく元気で、きちんとした若者なんかはね。企業研修で「先生、僕ね、先生に教えてもらったこと自然にやってたんですよ」って言うんです。おばあちゃんか何かを見てるのね。家族でやってたからね。お手本がどこかにあるんですね。自然に真似て、自分の体をなでられる。いまは、お手本がないんです。忘れちゃうの。昔の人はたぶん、みんなやってましたよ。おじいちゃんやおばあちゃんはね。実はね、和みのヨーガには結果的におばあちゃんの知恵がたくさん詰まっているんですよ。わたしは、色んな心理療法とかを、いっぱい勉強したんですよ。外国のお高いプログラムとかね。その中でいいエッセンスだけを集めてみようと思ったら、はたと気づいたの。全部、おばあちゃんから教えてもらってやってたことばっかり。日本の子どもがやってることばっかりだったの。だから、日本人はね、昔からのことをやっていれば、健康だったの。にらめっこしましょ、あっぷっぷと
かさ。顔マッサージとかフェイスヨーガとかさ、わざわざ行かなくても、子どもはしてたんだって。遊びの中で。薬飲まなかったときは、全然、誰も病気にならなかったんですよね。熱が出れば、何かを巻いたり、促進させたり、しょうが湯を飲ませたり。熱いお風呂に入れたり、ぬるいお風呂に入れたり。あと足湯とかひじ湯とか指湯とか、そういうので治るんですよね。
足湯で全部、治るんです。おばあちゃんの知恵を、お伝えするのも、和みのヨーガの使命です。いっぱいそういうエッセンス、知恵が詰まっているのも、和みのヨーガの良さなんです。こういうことも、書いてください。
誰かがね、やっぱり「体が元気になるからやろうね」とかいうことがないと、なかなか手も握り合わない状況になってるんですよね。(さっき話してたんですけど、これは書かなくていいんですけど、)セックスレスの夫婦が増えています。手をつなぐこともしなくなってる人もいます。家族の中で1人、和みのヨーガをできる人がいれば、反抗期の子どもたちも優しい気持ちになります。旦那さんとの関係もよくなります。お年寄りのおばあちゃん、お舅さんの腰も、元気になります。恋人同士は、優しいスキンシップをすることで、させていただくことで愛が溢れ出します。相手の大切さとか、愛おしさとかも、感じることができるんですよね。ただ、一緒に楽しいことをするのではなくて、慈しみ合う心が生まれてくるんですね。深い愛が生まれると思います。遊園地に行くよりも、お家でゴロゴロと和ヨーガをやったら、愛が深まりそうですよね(笑)それにね、体をほぐして2人が結ばれると、ものすごくいい体感があるんですよ。体の滞りさえなければ、不感症とか、男性の不能者とか、あっという間になくなりますね。女性が、女性のホルモンのバランスが崩れると、キーキーキャーキャー怒ってばっかりになるしね。カリカリキリキリするんですよ。夫に優しくしてほしいのにしてもらえないから、ますますヒステリーになるんだけど。和みのヨーガは、自分がさせてもらうことで、相手がよくなって自分も美しくなってキレイになるわけだから。女の人が、すごく優しくなるんです。
男の人も、してもらうから優しくなるし。どんどん調子がよくなりますね。一方的に奥さんがするだけでも大丈夫。ご夫婦でするといいですね。あとね、子どもさんとかも、話すようになるんですよ、色んなことを。
「え~別に~ふ~ん」とか言ってたのが、よく話してくれるようになりますね。
人間関係の向上に役立つというのは、まず自分がイライラしなくなるということにつながります。
ひじの硬直をなくしたり、頭痛をなくしたり、腰の硬直をなくしたりするだけで、突然、怒ったりイライラしたりしなくなるわけですよ。みんな疲れてるから、本当にイライラして怒るわけですよね。
でも、それも治ります。全部が、自分の「認識」ですから「頑張らなくていいよ」とか「どっちに傾いてるのかな」って気づくことで、心のバランスが整います。自分が頑張りすぎる人の結果として、相手を責めるんですよね。だから、相手に何かイライラしたら、自分が間逆に傾いてるってことをね、知りさえすればいい。そういう話も和みのヨーガの中でするんですね。それでやっぱり、意識も変革されます。相手は、自分の傾きを見せてくれるの。相手を知ることは、自分に気づくことなんです。で、だからさっきも言ったように「カーッ!」ってなってたら、頑張ってる自分に気づくことです。気づきを持つとね、色んなことがね、自分でわかるし、コントロールできることになるの。悪い人がいなくなる。相手がトロトロしててムカついたら、自分が頑張りすぎてるわけでしょう?「ああ、わたしの中にも、自分を責める気持ちがあるのかな」みたいなね。
そんな風に思えばいいんです。だから、意識ですよ。すべては意識で、それさえあれば「誰かがどこかで何かするから、自分がこんな目に遭うんだ」っていうのがなくなるんですけどね。わたしが言いたいのは、自分が自分の人生の主人公だってことなんです。自分の気づきと想いが、自分の人生を天国にもするし地獄にもするんです。だから、まずは自分に優しくしてあげて、気持ちに気づいて、手当てしてあげること。自分にしてあげるということをして、初めて人にもできるんです。満たされてなくて疲れていて、人どころじゃないと相手を責めるでしょう?まず、自分が自分をいっぱい愛してあげると、人を愛せるようになります。
聖書の中でも、言ってることですけどね。それが、大切なんだと思います。
和みのヨーガ研究所 ガンダーリ松本
2008年4月9日 六本木にて